電話機の子機(コードレス電話機)が充電池(バッテリー)切れでほとんど使えなくなってしまいました。昔に販売されていた子機は、充電池を交換できるタイプの製品が数多くあります。充電池を交換するだけで新品と同じように一定時間の通話が可能になります。
子機の充電が数分の通話で切れてしまうという場合は充電池を交換してみてください。電話が快適になります。
対応した充電池が販売されているかどうか確認しましょう。交換作業は大した手間が掛らず誰でも簡単に行えます。もしかすると一部の製品はフタを開けるためにドライバーを必要とすることがあるかもしれません。
コードレス電話機(子機)の充電池を交換しよう
充電池(バッテリー)が交換できるかどうかを確認する
携帯電話が普及して随分と経ちますが、固定電話を今も設置されているご家庭はまだまだ多いと思います。電話機の子機は充電池が損耗することで長時間の通話ができなくなってしまいます。そんなときは充電池を交換してみてください。
・電話機本体のメーカーと型番を確認する
・子機のメーカーと型番を確認する
・子機の充電池のメーカーと型番を確認する
ただし、製品の型番は電話機本体と子機ではわずかに異なることがあります。たとえば、子機の型番は電話機本体の型番末尾に別の文字が付加されていることがあります。
また、充電池の型番は電話機の型番とはまったく異なります。
たとえば、Panasonic(パナソニック)の「KX-FKN524」という機種の子機は「KX-FKN524-S」という型番になっています。この型番を控えます。
充電池は子機の裏蓋を開けて型番を確認します。「KX-FKN524」という機種はパナソニックの「KX-FAN52」というニッケル水素充電池が採用されています。この充電池の定格は2.4V、容量は830mAhです。
この製品に合う充電池を購入します。新しい充電池の型番は古い製品の型番と異なることがあります。
パナソニックの充電式ニッケル水素電池
古い充電池の相当品はパナソニック純正のコードレス電話機用の長もち充電池です。型番は「BK-T405」です。似たような製品がたくさん販売されているので、対応機種を必ず確認してください。
このような充電池は互換性のある製品が多数販売されています。価格が安いことが特徴ですが、特段の事情がない限り純正品を選んでおくのが無難です。
パナソニックはありがたいことに今でも純正品(古い製品の相当品)が販売されています。この製品には安全装置が内蔵されています。互換品より少し高くても安全と安心を買ってください。
繰り返しの使用回数が約2.5倍とあります。また、この充電池は既に充電済みかつ自然放電抑制がうたわれています。
パッケージを見ると、古いバッテリー「KX-FAN52 同等品」という記載があります。したがって、この「BK-T405」は古い「KX-FAN52」と交換して使用することができます。
2021年6月時点における対応機種の一覧がパッケージ裏面に記載されています。この充電池はパナソニック製とNTT製の一部の機種に対応しています。
パナソニック | 【電話機】 VE-GP10DL VE-GP10DW VE-GP20DL VE-GP20DW VE-GP22DL VE-GP22DW VE-GP30DL VE-GP30DW VE-GP31DL VE-GP31DW VE-GP51DL VE-GP51DW VE-SV02DL VE-SV02DW VE-SV03DL VE-SV03DW VE-SV06DL VE-SV06DW VE-SV07DL 【FAX】 KE-PW5066DL KE-PW506DW KX-PW606DL KE-PW606DW KX-PW616DL 【増設子機】 KE-FKN513 KX-FKN514 KX-FKN522 KE-FKN523 KX-FKN524 |
NTT | 【電話機】 DCP-5300 DCP-5300w DCP-5400 DCP-5400w 【FAX】 でんえもん264DCL P-264DCL でんえもん264DCLw P-264DCLw でんえもん720PD P-720PD でんえもん720PDW P-720PDW |
今回のケースでは、子機の品番「KX-FKN524-S」は表中にありませんが、本体の品番「KX-FKN524」が記載されています。この充電池が問題なく使えるということです。
新しい充電池は古いものと見た目が違うだけの同等品です。製造は新旧ともに中国です。
コードレス電話機の充電池を交換する
子機は背面のフタをスライドするだけで充電池が露出するものが多いです。フタを間違った方向に引っ張ると留め具が割れてしまう可能性がありますので作業は慎重に行ってください。開け方が分からない場合は、型番を検索してマニュアルを探してください。
もしかするとネジで留まっている製品があるかもしれません。そのときはプラスドライバーまたは精密ドライバーが必要になるかもしれません。どちらもダイソーやセリアなどの100均で手に入ります。
電池は指を引っ掛けて手前に起こすだけで簡単に取り外すことができます。
新しい電池は外したときと逆の手順で取り付けてください。
取り付ける前に端子を乾いたウエスで拭き上げておくとよいかもしれません。同じように充電器側の端子やアダプターの端子なども乾いたウエスで埃や汚れを拭います。
端子が摩耗していたり汚損していたりすると、充電が正しく行えないことがあります。
この充電池は充電済みとうたわれていましたが、倉庫で長らく眠っていたようで残量1の状態でした。こういうことは普通にあります。
ですので、子機を使用する前に再充電します。2~3時間後に充電メモリが増えているかどうかを確認してください。古い電話機は最新スマホと違って充電にかなりの時間が掛ることがあります。気長に待ちましょう。
充電池の交換は、純正品が1,000円から2,000円程度で手に入ることもあります。充電池を換えるだけで通話時間が確保できるようになりますよ。
子機の電池がすぐに切れてしまうという方はぜひ充電池の交換をお試しください。型番・品番だけは間違えないようにご注意ください。
【この記事で紹介している充電池】
【その他のパナソニック充電池】