2025年12月中旬、海外にてバイクを運転するために「国際運転免許証(International Driving Permit)」を取得してきました。
国際運転免許証は一部の自治体に限って「指定警察署」でも取得することが可能なのですが、大阪府では門真運転免許試験場または光明池運転免許試験場で取得することしかできません。警察署では取り扱っていません。
このページでは、大阪府にある門真運転免許試験場における国際運転免許証の取得方法と所要時間を紹介しています。
結論を先に述べると国際運転免許証の申請に必要な料金は 2,250円(証明写真の料金を含めた場合は 3,150円)、所要時間は入館から退館まで約1時間です。

門真運転免許試験場における国際運転免許証の取得
運転免許試験場の受付時間

国際運転免許証の申請に際しては、本人または代理人が申請を行う必要があります。ここでは本人申請の事例を紹介しています。
代理人申請の場合は細々とした要件を満たす必要があるので大阪府警察の公式サイトを必ずご確認ください。
門真運転免許試験場と光明池運転免許試験場の受付時間は以下の通りです。受付時間もまた公式サイトをよくご確認ください。締め切り時間ギリギリの訪問はおすすめしません。お昼休み休憩がある点にも注意が必要です。
| 受付場所 | 受付時間 |
| 門真運転免許試験場 | 休日を除く月曜日から金曜日 午前8時45分から午後4時30分 (正午から午後0時45分の間は除く) |
| 光明池運転免許試験場 | 休日を除く月曜日から金曜日 午前8時45分から午後4時30分 (正午から午後0時45分の間は除く) |
今回は2025年12月15日の月曜日に国際運転免許証の申請に訪れました。役所ということもあって申請手続きは平日の限られた時間帯にのみ受け付けてもらえます。
仕事や学校を休んでいかなければならないという方も多いと思いますが、国際運転免許証の発行に係る手続き自体は1時間未満です。そのため、職場によっては半休を取って手続きに訪れることもできると思います。
以下の公式サイトをよくご確認ください。
申請に必要なもの
・運転免許証又はマイナ免許証(両方保有の方はその両方とも)
・パスポート
・写真 1枚(4.5 ㎝ × 3.5 cm)
この他、交付申請手数料(2,250円)が必要です。現金またはキャッシュレス決済が利用できます。
写真は制約がたくさんあるので公式サイトをよく読んでください。証明写真機は運転免許試験場の中にあります。ハサミは不要です。
運転免許証の暗証番号は不要です。航空券や E-チケットなども一切不要です。
運転免許試験場に入ったら

建物に入ると目の前に自動受付機に並ぶための列があります。警察官が案内役として立っていることもあります。この部屋の奥には手数料を支払う窓口と申請用紙を提出する窓口などがあります。
写真奥の青いレーンが運転免許証の更新手続きの列です。その他の特殊な手続きは手前の赤いレーンに並びます。各レーンの先に自動受付機が設置されており、画面の指示に従って各種手続きを行います。
お昼ごろに訪れたところ、免許更新には人がたくさんいましたが、その他の手続にはあまり人がいませんでした。
最初に自動受付機で手続きして交付申請書を受け取ります。難しいことは何もありません。
(手順1)左側2台の自動受付機で交付申請書を出力する

「国外免許取得の手続き」という項目が国際運転免許証の取得にあたります。
赤いレーンは滞在中に何度か見ましたがほとんど人が来ていないようでした。国際運転免許証の取得はスムーズに手続きができるのではないかと思います。
とはいえ、ゴールデンウィークや夏休みの前のように人が集まりそうな時期は警戒が必要です。

こちらが自動受付機です。画面をタッチして指示に従って、途中で運転免許証を挿入すると交付申請書が出力されます。この用紙には氏名や運転免許証の情報が既に印刷されています。
交付申請書が出力されたら奥の台に移動して、交付申請書に「出生地」と「渡航国」を記入して「渡航目的」の該当項目にチェックを入れるだけです。ボールペンは台の上に置いてくれています。
(手順2)窓口2番で交付申請手数料を収める

自動受付機のあった場所の真裏に手数料を支払うための窓口があります。
窓口で交付申請書を渡して手数料を支払います。手数料は 2,250 円です。現在はキャッシュレス決済が利用できます。

2024年10月1日(火)から門真運転免許試験場ではキャッシュレス決済ができるようになっています。
クレジットカードは、VISA、Master、JCB、AMEX、Diners、Discover が利用できます。電子マネーは、iD、nanaco、WAON、楽天Edy、各種交通系カードが利用できます。
コード決済は、ペイペイ、au PAY、Bank Pay、微信支付、Alipay が利用できます。その他のコード決済のロゴマークもありますが、掲示物に「一部コード決済は現在準備中のため、来場時に使用できない場合があります」という記載がある点に注意が必要です。
(手順3)窓口6番に交付申請書を提出する

手数料の窓口の向かい側に各種申請窓口があります。国際運転免許証の申請は6番の窓口になります。
手数料を支払い済みのチェックがされた交付申請書、パスポート、運転免許証、写真の4点を6番の窓口に提出します。すると「〇分後に来てください」と言われて、受け取り時間の記載された「国際運転免許証引換票」を渡されますので後は完成を待つだけです。
受け取りは大体30分後になるようです。国際運転免許証の申請に掛かる時間は運転免許試験場の建物に入館してから退館するまで1時間未満でした。ただし、繁忙期や連休明け等の混雑時は要注意です。
なお、写真だけは後から渡すこともできますが、必要なものを揃えてから窓口に行ったほうが気楽だと思います。
先に交付申請書、パスポート、運転免許証の3点を出しておいて、40分後の受け取り時の際に証明写真を提出することもできます。私は先に3点を出して手続きをしてもらっている間に館内の証明写真機で撮影しておいて、受け取り時間になってから写真を渡しました。どちらもでも手続きの時間は変わりません。
写真はカットせずに提出することができます。職員の方が国際運転免許証の台紙に写真を貼り付けて型押し加工してから完成版の国際運転免許証を渡してくれます。
証明写真機について

証明写真を持っていない方は、館内にある証明写真機で撮影できます。国際運転免許証用の写真は「国外免許証用」です。
証明写真機は数名並んでいるときは10分以上待たされることがあります。2階の証明写真機を利用することもできます。待ちそうだったら2階に行ってみてください。

証明写真の料金は900円です。一万円札と五千円札は使用できません。食堂や売店で買い物をして崩してください。
撮り直しは1回だけしかできません。変な写真が嫌な方は近隣の写真館で撮影してもらってください。
なお、先ほども述べたように、交付申請書等を6番の窓口に提出して出来上がりを待っている間に写真を用意することもできます。


