100円ショップのダイソーには色々な種類の植木鉢・プランターが販売されています。プラ製の鉢もあれば素焼き鉢もあります。サイズも小さなものからそこそこ大きなサイズまで揃っています。大きなサイズの鉢は220円以上という価格設定になっています。
さまざまな鉢の中でも特におすすめしたい鉢が素焼き鉢です。素焼き鉢は粘土を高温で焼いて作られた鉢で、鉢の表面が多孔質であることから通気性と水はけが良いという特徴があります。そのため、植物の育成にとても適した栽培容器であるといえます。素焼き鉢はダイソーでも手に入ります。
ダイソーの素焼き鉢は、ミニサボテンや小さな多肉植物を育てるためのものを除くと、5号サイズと6号サイズの製品があります。これらのサイズは花苗を育てるのに手頃なサイズ感です。
ここでは私が愛用している6号サイズの素焼き鉢を見ていきたいと思います。
この素焼き鉢は買ったばかりの花苗の育成に最適
シンプルなデザインの素焼き鉢
こちらがダイソーの「素焼植木鉢Φ17cm」という製品です。この鉢はとても使い勝手が良くて重宝しています。
一般的な花苗は3号のポットや3.5号のポットに入った状態で販売されていることが多いです。だから、4号サイズに植え替えても新しい土をほとんど入れることができません。そうなると、少し余裕のある5号か6号の鉢が植え替え先として候補に挙がります。
5号と6号の素焼き鉢は、どこのホームセンターでも安価で販売されていますが、ダイソーのほうがお買い得感があります。参考までに近所のホームセンターでは6号の素焼き鉢が約350円で販売されていました。
鉢の形状はホームセンターや園芸店で取り扱われている普通の素焼き鉢と変わりません。見た目はとにかくシンプルです。
ただ、鉢の色合いはダイソーの素焼き鉢のほうが少し濃いように感じられます。使っている土の成分が多少違うのかもしれません。
排水穴は鉢底の中央部に空けられています。
素焼き鉢の実際のサイズ
上部のサイズ
鉢の外径は約17cmで、内径はもう少し狭くなります。プラスティック製の鉢よりも縁に厚みがあります。
メジャーはあくまでも目安だと考えてください。
鉢の底面の内径
鉢底内部の内径は約9cmで、排水穴の直径は約2cmです。
鉢の中は一般的な素焼き鉢と比べてテカテカしているように見えます。鉢の排水性等にはまったく問題がありません。
鉢の高さ
高さは約14cmです。
花苗を植える分には何も問題はないと思います。鉢底石を薄めに敷いていても、3号ポットや3.5号ポットの苗を植えられます。
鉢底の直径
鉢底の直径は約10cmです。
鉢の通気性を良くするためには、花台やレンガの上に載せたほうが良いかもしれません。
製品の詳細
ラベルに記載されたサイズは、直径約17cm × 高さ約14cmとなっています。製造国は中国です。
花苗の育成からハーブの寄せ植えまで広く使える
これまでにマーガレットやラベンダーを育ててきましたが、いずれも元気にすくすくと育っています。ハーブの小さな苗を三つほど寄せ植えするというような使い方もしています。
ところで、一般的なテラコッタでは、水道水に含まれるカルシウムなどのミネラル分が白い粉となって表面に固着することが多いですが、ダイソーの素焼き鉢は今のところそういったことがほとんど起こっていません。いわゆる白華現象が見られないということも、この鉢を気に入っている点のひとつです。
この鉢は価格も安くてサイズ感も良いので重宝しています。気になる方は、一度お試しになってはいかがでしょうか。
なお、一部のブランド苗は、最初から大きな鉢に植えても良いという説明がタグに記載されている場合があります。苗の育成に適切なサイズの鉢であるかどうかは予め種苗メーカーの公式サイトや販売サイト等でご確認ください。
2021年の4月時点では、5号と6号の素焼き鉢が大型店舗で取り扱われていることを確認しています。しかし、小型店ではほとんど見かけたことがありません。どうしても欲しいという方は、商品名を店員さんに伝えて発注をお願いしてみてはいかがでしょうか。