消費税増税直前のアマゾンタイムセールで、たくさんの買い物をしてしまいました。そのうちの一つがNANAMIのワイヤレス充電器です。
実際に使ってしばらく経ったので使用感をまとめてみようと思います。結論からいうと、ワイヤレス充電器はとても利便性の高い製品でした。毎日ケーブルを挿してスマホの充電をされている方は、ワイヤレス充電器の導入を強くお勧めします。
ワイヤレス充電器は本当に必要か?
私はワイヤレス充電に対応しているiPhone8を購入して以降、何度もワイヤレス充電器を買うかどうか迷っていました。その理由は、ワイヤレス充電器を使いこなすためには、ワイヤレス充電器に接続するUSBアダプタやUSBケーブルなどの周辺機器にもこだわる必要があったからです。規格が合っていないと宝の持ち腐れになってしまいます。
現在(2019年10月)のところ、私はiPhone8とPixel3という二台のスマホを併用しています。どちらのスマホも毎日充電しています。充電の際にiPhone8にはlightningケーブル、そしてPixel3にはType-Cケーブルが必要です。スマホを二台充電するとなると、(線を充電器に挿しっぱなしにしていないため)毎回異なるケーブルを用意しなければなりません。日によっては一日二回ずつ充電しなければなりません。そうなるとケーブルを挿すのもかなりの手間です。
そういう事情もあり、2019年9月末に開催されたアマゾンのタイムセールでNANAMIというブランドのワイヤレス充電器を購入してみました。
私がワイヤレス充電器を使用する際、二つの問題がありました。一つはiPhone8にバンカーリング(持ち手のようなもの)を使用しているということです。スマホの背面に突起物があるとワイヤレス充電を行うことができません。ですが、とりあえずPixel3だけでもワイヤレスにしてみようと思い立ち、ワイヤレス充電器の導入に踏み切りました。
この判断は結果として大正解でした。スマホを一台ワイヤレス充電に対応させるだけでも手間とストレスが半減しました。ワイヤレス充電器は、まだ二週間程度しか使っていませんが、もう手放せない製品になっています。
もう一つの問題は、Pixel3が自社製充電器以外10W充電に対応していないということでした。10W対応を謳う各社の充電器を使っても5Wに制限されたままの充電になってしまいます。この問題はグーグル社の決めたことであり、どうすることもできません。Pixel3の充電は急がないということで諦めました。
NANAMIのワイヤレス充電器の概要
ここからは私が購入したワイヤレス充電器をご紹介します。NANAMIは中国の深圳にある会社のブランドのようです。
製品情報
品名 | NANAMI Qi ワイヤレス充電器 急速 iPhone XS Max XS X XR 8 Plus 8 Samsung Galaxy qi対応 5W/7.5W/10W 黒 (パッケージ裏面のモデル名に「U6」とあります) |
給電方式 | ワイヤレス給電の国際標準規格であるQiに対応 |
対応機種 | 7.5W急速充電対応:iPhone X/XS/ XR/XS Max/ 8/8 Plus 10W急速充電対応:Samsung Galaxy S10/S10+/S9 /S9+ /Note9/Note8/S8/S8+/ S7/S7 Edge/Note 5/S6 Edge+ 5W:その他のQi対応スマホ |
LED | 青いLEDがリング状に3秒/10秒点灯。充電時は消灯。 |
アダプタ | 出力5V/2A以降のQC2.0/3.0アダプタ |
モデル | U6 |
インプット (入力) |
DC 5-9V/1.7A Max |
アウトプット (出力) |
5-9/1.1A Max |
重さ | 124g |
発売元 | NANAMI(中国深圳の会社のブランド) |
製造国 | 中国 |
備考 | 5mm以下の厚みのケースをつけたまま充電可能 |
箱の裏側に製品の仕様が記されています。PSEマークもあります。製品は中国製です。
NANAMIワイヤレス充電器の同梱物
外箱はシンプルな段ボール調の箱です。パッケージには充電器の外観が描かれています。
壊れないようにしっかりと梱包されています。
NANAMIワイヤレス充電器の同梱物です。充電器本体、Micro USBケーブル、ユーザーマニュアル、その他案内等が入っています。
日本語に対応したユーザーマニュアルが同梱されています。使い方は難しくありません。線を挿してスマホを載せるだけです。
ユーザーマニュアルにはイラストが記載されているため、誰でも理解することができます。
ランプの説明と安全上の注意が記載されています。
アダプタは別売りです。対応したアダプタを別途用意してください。よく使われている5V2.1A仕様のアダプタでも充電自体はできます。
適合したケーブルとアダプタを使用する必要があります。私は別途QC2.0/3.0に対応したアダプタを購入しました。
厚いケースのスマホやバンカーリング付きのスマホは、そのままでは充電できません。
NANAMIワイヤレス充電器の外観とデザイン
ワイヤレス充電器の本体。飲み物をおくコースターより一回りだけ大きいです。厚みはお煎餅よりも薄いです。まさかのお煎餅との比較w でもイメージは湧くはずです!
中央部分はサラサラとした手触りの素材で造られています。また周囲の白いリング状の部分はシリコン素材でスマホを置くと青く光ります。
丸みを帯びた側面は光沢感のある素材でできています。厚みは5mm程度とひじょうに薄いです。
充電器の裏面です。外周部分にゴム製の滑り止めがリング状に設置されています。ただ、充電器は手で押すと普通に動きます。滑り止めは気持ち程度だと思った方が良さそうです。
裏面には性能や認証等が表記されています。PSEマークがあります。
側面にMicro USBポートがあります。USBポートはロゴの上部に設置されています。
付属のMicro USBケーブルです。普通のケーブルです。長さは90cm程度と思われます。
Micro USBケーブルのコネクタ部分です。
Micro USBケーブルを充電器に接続した状態です。
Micro USBケーブルを挿した状態で充電器を裏側から見るとこのようになっています。
机の上に設置した状態です。すごく良い感じです。
Pixel3を充電器に載せてみました。スマホを充電器に載せると青いLEDが4回ゆっくりと点滅します。LEDはとても上品な光り方です。
スマホを充電器に載せた状態を横から見た状態です。充電器の厚みはスマホ本体と比べてもかなり薄いことがおわかりいただけると思います。
スマホを実際に充電してみました。Pixel3にはラギッド・アーマーという厚みのあるケースを装着していますが、問題なく充電できています。
ただ、ワイヤレス充電器全般にいえることですが、スマホと充電器の中心を上手くあわせないと充電ができません。この点には注意が必要です。
一般的なワイヤレス充電の特徴
ワイヤレス充電器はスマホを載せるだけで充電が行えるため利便性が高い製品といえます。また、これまでの充電と異なりケーブルを接続しなくても良い充電方式のため、ものすごく目新しく感じます。iPhone8以降のスマホでは、Androidのスマホを含めて多くのスマホがワイヤレス充電に対応しています。
ワイヤレス給電は電磁誘導の原理を応用して給電を行っています。近年、他分野においてもワイヤレス給電の応用研究と実用化の流れが着々と進んでいます。実用化が進めば生活のあらゆる場面における利便性が飛躍的に向上することになります。「線を繋ぐ」という常識から解き放たれる日が近いうちに来るかもしれませんね。
NANAMIワイヤレス充電器はおすすめです!
NANAMIのワイヤレス充電器を使ってみて、良いところと悪いところを簡単にまとめてみました。
NANAMIワイヤレス充電器のメリット
・10Wと7.5Wにも対応している。
・同内容の他社製品と比べて価格が安い。
・充電器がコンパクトで場所をとらない。
・悪目立ちしないシンプルなデザイン。
・充電時にLEDが消えるため就寝時にも使える。
・本体の表と裏に滑り止めが付いている。
NANAMIワイヤレス充電器のデメリット
・充電速度がUSBケーブルを接続したときに比べて劣る。
・QC2.0/3.0のアダプタを用意する必要がある。
・充電完了を視覚的に確認することができない。
ワイヤレス充電器は高価な製品も多いですが、NANAMIの充電器はかなり安価で手に入れることができます。2019年10月現在、約1,000円で購入できます。デザインもシンプルで洗練されているように感じます。「ながら充電」をしたい方は、スタンドタイプの充電器が便利です。
今回はNANAMIのワイヤレス充電器を紹介してみました。このワイヤレス充電器は、改善点もあるものの総合的に見ると、かなり使い勝手の良い製品であると思いました。