モーラナイフはキャンパーの間で大人気の定番アイテムとなっています。私も随分と前のことですがキャンプ用のナイフを探しているときに評判の良さを見て購入しました。写真は購入時のものになります。
モーラナイフは北欧スウェーデンの製品でデザイン性もひじょうに高くなっています。購入後すぐに木を削ってみましたが、問題なく削ることができました。また、ラバー製のハンドルが想像していた以上に手にフィットしました。ブレードの善し悪しに目が行きがちですが、ハンドルのグリップ感がナイフの操作性を左右するということを痛感しました。
スウェーデン製のアウトドア用ナイフ
モーラナイフは種類が豊富でデザインやカラーの異なる製品が多数販売されています。その中でも定番となっている製品がいくつかあります。
そのひとつが今回紹介する「Mora knife Companion Heavy Duty MG」です。このナイフが1本あればアウトドアシーンで重宝するともっぱらの評判です。
こちらはブレードがカーボンスチールになっていますが、類似の別モデルにステンレス製のものもあります。釣りで使う場合はステンレス製を選ぶ必要があります。
ブリスターパックの右上にスウェーデンの国旗が燦然と輝いています。スウェーデン製のアイテムを手にする機会は少ないため、手元に届いたときは興奮を隠しきれませんでした。私はまだ北欧には行ったことがありませんが、いずれ旅したいと思っています。
モーラナイフ(MORAKNIV)社は1891年にスウェーデンのモーラ地方の郊外に工場が造られたところから始まっているようです。2020年現在、129年の歴史と伝統があるということになります。そんなモーラナイフ社がリリースしているナイフはまとめて「モーラナイフ」と呼ばれて、アウトドア愛好家たちに長きにわたって親しまれています。
日本では株式会社アンプラージュインターナショナルがモーラナイフの正規代理店を努めており、モーラナイフジャパンの公式サイトも充実しています。
製品情報
製品 | モーラナイフ コンパニオン ヘヴィーデューティ MG (Mora knife Companion Heavy Duty MG) |
材質 | ブレード部:ハイカーボンスチール ハンドル部:ラバー シース:プラスチック |
サイズ | ブレード:104mm 全長:224mm 刃の厚み:3.2mm |
重さ | 136g |
付属品 | プラスチック製シース |
製造国 | スウェーデン |
販売元 | 株式会社アンプラージュインターナショナル(公式サイト) |
洗練されたデザインであるモーラナイフの魅力
こちらがパッケージから取り出したばかりのモーラナイフとシース(ケース)です。深みのあるグリーンはミリタリー感が抜群です。
このナイフは落ち着いたデザインゆえに自然ともうまく調和しそうです。
ブレード
ここからはモーラナイフのブレードを見てみます。第一印象としてはとても精巧な作りをしているように思えます。
しっかりとしたブレードは薪割りにも十分耐えてくれそうに見えます。
ブレードの根元には「MORAKNIV MADE IN SWEDEN CARBON」と刻印されています。
ブレードの裏側には特に何も記載されていません。
こちらがブレードの背の部分です。しっかりと厚みがあることが分かります。薪で叩いても問題なさそうです。
美しいブレード。
こちらがエッジの部分です。
私のような初心者がナイフをうまく使いこなすためにはかなり練習が必要かもしれません。
エッジが鋭く尖っていることが分かります。
ナイフの取扱いには注意が必要です。ブリスターパックから取り出す際は特に注意が必要です。
こちらがブレードの先端部です。
当然ですが先端部はとても鋭利になっています。
ハンドル
モーラナイフのハンドルはラバー製になっています。手で握るところがブラックで、両端が深みのあるグリーンになっています。
グリップ感はひじょうに高いです。ハンドルを初めて握ったとき、手でぴったりと包んでいるような印象を受けました。
こちらはハンドルの反対側です。
ハンドルの表側には「MORAKNIV」の刻印が薄らと見えます。グリップ感に影響はありません。
シース(鞘/ケース)
こちらがモーラナイフに付属しているシースです。ミリタリーグリーンはアウトドアにぴったりな色合いです。
シースの材質はプラ製ですが、そこまで安っぽくはありません。割としっかりと作られています。
シースの先端部には「MORAKNIV」の刻印があります。ロゴは悪目立ちするようなものではありません。
シースにはベルト通しが付いています。ベルトをわざわざ外さなくても取り付けられます。
ナイフも入れやすく特に不都合は感じられません。
こちらがシースの裏側です。
先端部は丸みを帯びた形状になっています。
シース裏面の中央には「Made in Sweden」の刻印があります。
ベルト通しを裏から見るとこのようになっています。特殊なサイズのベルトには装着できない可能性があります。
シースを横から見た状態です。
モーラナイフをすっぽりと収めることができます。収納はハンドルの先端部をグッと差し込むようにします。ロック機構はありません。
ハンドル部の差し込みが甘いとナイフがシースから外れてしまうため注意が必要です。別途、袋などに入れておくと良いかもしれません。
モーラナイフは使い勝手が良くてコスパが高い
刃物は日本製でも有名な製品がたくさんあると思います。しかし、北欧の製品にも底知れぬ魅力があるということが分かりました。
モーラナイフはブリスターパックから出した状態でも十分に切れます。割り箸を削ってみましたが、問題なく削れていきました。私のような初心者でもフェザースティックもどきを作れる程度の切れ味です。
ただ、私の技術力がないため時々引っかかりを感じることがありました。この点は何度も練習して使いこなせるように努力したいと思います。
モーラナイフは総合的に見てとても良い製品です。ベテランキャンパーの方々が初心者に薦める最初の1本として挙げておられますが、実際に手に取ってみてその理由が分かったような気がします。
モーラナイフは単にデザイン性が高いだけでなく、ハンドルが手に馴染んで扱いやすく、ブレードの背が厚くてバトニングにも耐えられるような強度があります。それでいて価格もお手頃なのです。まさにコストパフォーマンスの高い製品といえます。
モーラナイフは誰でも扱いやすいステンレス製から切れ味に定評のあるカーボンスチール製まで色々な製品が用意されています。その中でも「モーラナイフ コンパニオン ヘヴィーデューティ」は満足感と所有欲を満たしてくれる製品です。