一般的な自転車(軽快車/ママチャリ)の後輪錠(リングロック/馬蹄錠)は自分でDIYによって簡単に交換することができます。交換にかかる費用は税込み1,000円未満、所要時間は約15分です。
自転車の後輪錠は経年劣化によってスムーズに動作しなくなったり、ツマミが外れてしまったりして不便を感じるようになります。先日、経年劣化によって使いにくくなった後輪錠を新しいものに交換しました。
交換作業は適合製品とプラスドライバーを用意しておけば誰でも簡単に行えます。このページでは後輪錠の交換手順を写真付きで詳しく説明しています。


一般的な自転車の後輪錠を交換する方法
自分の自転車に適合する後輪錠を選ぶ

今回は一般的な自転車に取り付けられるゴリンの後輪錠「ディンプルキー リング錠 ブラック(GR-771-K)」を購入しました。こちらの後輪錠はリングロックや馬蹄錠とも言われています。今の自転車に取り付けられることを事前に確認してから購入しました。購入時の参考価格は税込み655円です。
株式会社ゴリン(GORIN)は大阪市に本社のある有名な自転車錠の製造メーカーです。後輪錠だけでも相当な種類が製造販売されており、後輪錠では圧倒的なシェアを誇っている安心と信頼のメーカーです。なお、大体の製品は中国製になります。
自転車の後輪錠はサイクルショップ、ホームセンター、ネットショッピング等で手に入ります。製品によって細かい仕様が異なりますので自分の自転車に取り付けられることを確認してから購入する必要があります。
(参考)
製品カタログ(株式会社ゴリン公式サイト)

パッケージの裏面や販売ページをみると取り付けできる自転車の種類が明記されています。似たような製品がいくつも発売されているので仕様をよく確認しなければなりません。
後輪錠は自転車のバックホークに取り付けるようになっていますが、正しいサイズを選ばないとバックホークが太すぎたり細すぎたりして正しく固定できません。また、オシャレな自転車はバックホークの位置や太さが一般的な自転車と異なることもあるため、そうした場合は別の製品を探す必要があります。
太いフレームや太いタイヤに対応した大型のリング錠も販売されています。また、鍵式の錠だけでなく番号式の錠も販売されています。用途に合った製品を選びます。先ほど紹介した公式サイトを眺めてみてください。

同梱物は後輪錠、鍵3本、固定用のネジ2本です。鍵が3本も付いているのはありがたいです。しかも、ディンプルキーになっていて複製が難しくなっています。スペアキーは大切に保管しておいてください。
この後輪錠は元々取り付けられていた錠とほとんど同じ構造の製品なので、古いものと新しいものを置き換えるだけで済みます。

後輪錠の裏面はこのようになっています。
左右に突出している金属プレートをバックホークに巻き付けてビスで固定する仕組みになっています。既存の後輪錠も同じように取り付けられているので、仕組みが分かれば取り外しも取り付けも簡単です。

後輪錠の交換作業に必要な工具は基本的にプラスドライバー1本だけです。
取り外しに際してマイナスドライバーとウォーターポンププライヤーのような工具があると便利な状況もあります。マイナスドライバーは金具をこじって広げるのに使用し、ウォーターポンププライヤーは金具をフレームに巻き付けるときに使用します。通常は指先だけでも間に合います。
古い後輪錠を取り外す方法

自転車の後輪錠は経年劣化によって開錠しにくくなったりツマミが外れて施錠しにくくなったりすることがあります。普通は写真のようにひどい状態になる前に交換が必要です。
不便な状態を放置したまま自転車を利用するよりも、新しいものに替えて快適に利用するほうが良いことは言うまでもありません。一般的な自転車の後輪錠は税込み1,000円以下で手に入ります。その他のサイズ違いの後輪錠も1,000円前後で選べる状況です。
新しい後輪錠は古いものと同じように取り付けますので、取付位置や現況をよく観察しておいてください。鍵交換の所要時間は10分から20分程度です。
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| 左側のバックホーク | 右側のバックホーク |
後輪錠は背面にある金具がビスでバックホークに固定されています。ビスは左右の2か所に付いています。
これら2本のビスを外してから銀色の金具を広げると後輪錠が取り外せます。
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| プラスドライバーを用意する | 左右のビスを外す |
プラスドライバーは一般家庭の工具箱に入っている2番でOKです。
ビスが固着している場合は、潤滑剤を微量吹きかけてから取り外すか、ハンマーで何度も軽く叩いてから外します。
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| ビスを外した状態 | 金具を開いて隙間を作る! |
ビスを外したら金具を開いてバックホークから外せる状態にします。
この時にマイナスドライバーやウォーターポンププライヤーが必要になることもあります。金具を指で押し広げることができればよいのですが、固くて動かせないときは工具を使ってください。

先ほどの金具が邪魔にならないように折り曲げてから、後輪錠本体をフレームの隙間からずらして取り外していきます。金具が引っ掛からないようにすれば本体は簡単に動かして外せます。
これで後輪錠の取り外しは完了です。この時に泥除けやバックホークを清掃しておきましょう。
新しい後輪錠を取り付ける方法

荷台が付いている場合は新しい後輪錠の金具を予め微調整しておかないと、後輪錠を荷台と泥除けの隙間にくぐらせることができません。
ここでは後輪錠の金具を自転車に取り付けやすい状態に軽く折り曲げています。開封直後の写真と比較してみてください。
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| 隙間をくぐらせる | 金具をバックホークにあてがう |
後輪錠を傾けて荷台と泥除けの間にくぐらせます。後輪錠が反対側に届いたら金具をバックホークにあてがいます。
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| 金具をバックホークに挟み込む | 金具の位置を調整する |
後輪錠の金具をバックホークに巻き付けます。写真右のように隙間が空いていてもまったく構いません。金具は後輪錠の位置や左右のずれを確認しながら安定するところに取り付けてください。
金具は後からビスを取り付けることを考慮して斜めにならないように水平位置に固定します。斜めになっているとビスが入りません。
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| 金具をビスでとめる | ビスを適度に締め付ける |
後輪錠と金具の位置が決まったら左右のビスを順にとめていきます(写真は自転車左側)。
ビスを締め付けると金具の間隔が狭まってバックホークにがっちりと固定されます。締め付けはほどほどでOKです。電動ドライバーは使わないでください。

後輪錠を揺らして動かないことを確認します。また、鍵が問題なく施錠/開錠できることを何度も確認します。いずれも問題がなければ後輪錠の交換作業はすべて完了です。お疲れさまでした。
後輪錠は雨ざらしにしていると次第に動きが悪くなってくるので、説明書きにあるように3ヶ月に1度潤滑油をさしてメンテンナンスを行います。鍵用の潤滑剤は呉工業の「ドライファストルブ」がおすすめです。



























