鉢スタンドは植木鉢を持ち上げて飾ることのできるアイテムです。鉢スタンドは、主にホームセンターや園芸店で販売されていますが、ダイソーやセリアなどの100円ショップでも取り扱われています。
鉢スタンドを使うと玄関の寄せ植えを目立つように飾ることができます。また、匍匐性のグランドカバープランツや這性のローズマリーなどを鉢から垂れ下がらせて楽しむといった使い方もできます。工夫次第で色々な見せ方ができそうです。
鉢スタンドを使ってお花をより綺麗にみせよう!
ダイソー「鉢スタンド」の概要
ダイソーの「鉢スタンド」には7号鉢用と8号鉢用の製品があります。鉢スタンドの高さは「背高」タイプと「背低」タイプを選ぶことができます。
数年前には5号鉢用や6号鉢用の製品もあったようですが、2021年時点では一度も見かけたことがありません。
ダイソーの鉢スタンドは税込み220円の商品ですが、その他の製品と比べると半額以下で購入できます。フレームが細くて、安定感にやや欠けるという点を気にしなければ普通に使えます。
表面は塗装されているため、すぐに錆びるということはなさそうです。塗装が剥げていないものを選んでください。
なお、製品は中国製です。
「鉢スタンド(背高8号)」のサイズと耐荷重量
8号鉢用の鉢スタンドのサイズは、上部の内寸が約21cm、下部の内寸が約30cm、高さが約40cmとなっています。購入前に使用したい鉢の外寸を測定しておく必要があります。
耐荷重量は約5kgとなっています。浅めの鉢でも普通の鉢でも実際に置いてみるとそこそこ安定しています。また、逆台形の鉢は鉢スタンドの輪の中に半分以上収まるとある程度安定しそうです。
鉢スタンドはセリアでも販売されています(2021年5月時点)。セリアの鉢スタンドは「ポールプランタースタンド」という名称で販売されています。ダイソーの製品と同じく中国製です。サイズは6号から8号サイズです。また、背の高い製品は高さが約25cmで、ショートタイプの製品は高さが約16cmとなっています。
「鉢スタンド」のデザインと作り
鉢スタンドは鉄棒を溶接しただけのシンプルな構造になっています。上下の輪が三本の支柱で繋げられています。
上から見ると円柱のように見えますが、下の輪のほうが直径は大きくなっています。
店頭に置いてあった製品の中には少し傾いているものもあったため、購入時にスタンドを床に置いてバランスを確かめることをおすすめいたします。
鉢スタンドは底面が広くなっています。上部の内寸は約21cmで、下部の内寸は約30cmです。
高さが約40cmもあると重心が高くなるため、台風や風の強い日は鉢を地面に下ろしておくほうがよいと思われます。フレームも細いため鉢を触るとぐらぐらと揺れます。多少の風は現在のところ問題なくやり過ごせています。
浅型の素焼き鉢を置いてみた
軒下に置いてあったボウル状の素焼き鉢を鉢スタンドに載せてみました。鉢がやや大きめで、鉢の外寸も少し大きいですが、うまく載せられました。
素焼き鉢のテラコッタ色とブラックのフレームが上手くマッチしています。
鉢の外寸が少し大きかったため、鉢の縁まで収まっていませんが、鉢の模様がちょうど見えるところだったので、これはこれで悪くありません。
鉢の半分以上が鉢スタンドに収まっていれば、そのまま設置しても問題ないように感じました。
鉢の縁のところに引っ掛けようとする場合は、1段階か2段階ほど号数を落とす必要があります。
お花がより綺麗に見える
現在は鉢スタンドにごく一般的な逆台形の素焼き鉢を載せています。玄関前がオシャレな雰囲気に少しだけ近づきました。
植木鉢はどうしても地面に置いてしまいがちです。そうすると高さのないお花はあまり目立ちません。少しでも高さを上げてやるだけでとても華やかな印象になり、見栄えがかなり良くなるということが実感できました。ご近所の方からの評判も上々です。
けれども、載せてある鉢に触れるとぐらぐら揺れてやや安定性に欠けるところがあります。しかし、風がちょっと吹いた程度で倒れることはないので今後も使い続ける予定です。
このような植木鉢のスタンドは、298円~598円程度で販売されているホームセンターオリジナルの製品やアイリスオーヤマの製品のほうが明らかにしっかりしています。ホームセンターで現物を見ていただければお分かりいただけると思いますが、太いワイヤーでフレームが作られているため鉢スタンドに安定感があります。どちらを選ぶかは、コスパをとるか安定感をとるかといったところでしょうか。