ダイソーには本やノートを開いた状態でセットできる「読書台」が販売されています。この読書台は9段階の角度が調整できるという特徴があります。
本を支える背の部分が広いため大きなサイズの本を載せられます。また、タブレットスタンドとしても十分機能します。
ダイソーの読書台は200円(税抜き)の商品です。材質はポリスチレンで、製造国は韓国です。
私が訪れたダイソーでは、読書台は文具コーナーではなくファイルスタンドなどプラ製の収納用品が置いてあるコーナーにありました。これまでにも何度か探していたのですが文具コーナーばかり見ていたため見つけることができませんでした。
こちらが組み立てる前の読書台です。手前の短い台座部が本の底面を支え、奥の平面部で本の背を支えるかたちになります。
使用時の読書台の幅は約25.5cm、奥行きは約5.4cm、高さ18cmです。実際には読書台の背部に支え部分があるため、奥行きは約16.5cm(実測値)となります。
台座の厚みは約8mm(実測値)です。本を押さえる部分を含めた厚みは約17mm(実測値)です。
読書台の裏面はこのようになっています。中央のバーを任意の位置に設置することで9段階の角度調整が可能とうたわれています。
大型の書籍やタブレットを載せる場合には裏側に滑り止めを貼り付けると使い勝手が向上すると思います。
手前のバーで本を押さえます。このバーは180度ほど可動します。途中で自立させることもできます。数カ所ほど引っ掛かるポイントがあります。
読書台の組み立ては本の背に触れる部分を引き起こして角度を調節するだけです。誰でも簡単に数秒で組み立てられます。もちろん、使い終わったらすぐに平板な状態に戻すことができます。
もっとも勾配の緩やかな9段階目に設定すると45度くらいの傾きになるようです。バーを手前に移動させるごとに勾配が急になっていきます。
角度調整用のバーが台座に上手くはまるようにできています。勝手に角度が変わることはありません。
真ん中あたりにセットした状態です。
さらに少しずらして手前から4段階目にセットした状態です。
4段階目の状態で横から見てみると、既に良い角度になっていることが分かります。
角度調整用のバーを一番手前にセットすると直角になります。自重で手前に傾いてバーがセットした位置から外れてしまいます。当然、その状態で本を置くと勾配が急すぎて本は手前に倒れかかってきます。したがって、この読書台は実質8段階しか使えません。
本を押さえている状態です。この本は110ページほどです。
一般的な雑誌は閉じた状態でも開いた状態でもセットすることができます。新書も開いた状態でセットできることを確認しました。しかし、分厚い技術書や小説のような書籍はセットできません。
実際に楽譜を開いてセットした状態です。ページが勝手に閉じてしまうようなことはありませんでした。
裏側を見るとこのようになっています。この読書台は、ワイヤー状のスタンドと比べると背表紙全体に接する面があるため、より安定しているように感じられます。
とはいえ、本の表紙と裏表紙という面積の広い部分が浮いている状態のため、最初に上手くセットする必要があります。
200~250ページくらいの厚い本は開いた状態で型を付ければ十分開いた状態を保つことができます。
前に紹介したワイヤースタンドと大きさの比較です。セリアのワイヤースタンドの方がコンパクトに収納できるという利点があります。インテリア用途であれば圧倒的にセリアのワイヤースタンドが勝っています。
それに対して、ダイソーの読書台は背の部分が広いためさまざまなサイズの書籍や用紙をセットできるという利点があります。仕事や勉強における実用性を考えるとダイソーの読書台が適当かと思います。