近年、カンボジアは急速に発展を遂げており、世界の有名企業が数多く進出しています。
2021年8月には有名コンビニエンスストアのセブンイレブンが首都プノンペンに1号店を出店し、その後も各地に出店攻勢をかけて既にカンボジア国内に72店舗[1]を展開しています。
シェムリアップはアンコールワット遺跡群を観光する際の拠点となる街です。この街の中心部であるパブストリートのすぐ近くにもセブンイレブンが営業しており観光客で連日賑わっています。
ここではシェムリアップのパブストリートにあるセブンイレブンを紹介しています。このセブンイレブンは、ホテルに帰るときにお水や朝食を買ったり、歯磨き粉や虫除けなど買ったりすることもできるのでとても重宝します。
[1]海外事業について(セブン-イレブン公式サイト)(2025年3月8日閲覧)
シェムリアップ滞在時に便利なコンビニエンスストア
パブストリート近くにあるセブン-イレブン
シェムリアップの街を観光する際に誰もが街の中心であるパブストリートに足を運ぶことになります。セブンイレブン フイメン店は、パブストリートのすぐ近くにお店を構えています。
こちらの店舗はそれほど広くありませんが、商品が所狭しと並んでおり品揃えは驚くほど充実しています。何より日本の商品や日本語の商品が数多く並んでいるところに魅力があります。タイと同じようにカンボジアの地でも日本でよく見かける製品を手に取ることができるのはひじょうに面白いですね。
この付近のコンビニはここだけということもあって、夕方以降はホテルに帰る前に買い物をしようとする観光客で混雑しています。レジには長蛇の列ができていることもありました。
商品の値段は現地通貨のリエルと米ドルで併記されています。支払いは現地通貨のリエルまたは米ドルが使用できます。代金をドルで支払ってもお釣りはリエルで帰ってきます。支払い時はリエルを優先的に使用していきましょう。ただし、カンボジアでは汚れたお札や破れたお札は受け取りを拒否されます。なお、訪れたときはクレジットカードは使用できませんでした。
このお店で何度も買い物をしましたが、お釣りが間違っていることはありませんでした。しかし、お札が大きい場合はお釣りを受け取った瞬間にその場で金額が合っているかどうか確認するようにしてください。カウンターから一歩でも離れたらお釣りが間違っていてもどうすることもできません。心配な方は代金に近い額の紙幣を差し出すように工夫すると良いでしょう。
ここからはコンビニで取り扱われている品々を見ていきましょう。海外のコンビニやスーパーは商品を眺めているだけでも楽しいです。ご当地の商品をお土産として持ち帰るのも良さそうですね。
なお、要望があれば各商品の参考価格を追記するかもしれません。
清涼飲料水コーナーはとても充実している!
ドリンクは飲みたいカテゴリーの製品が必ず見つかるといっても良いほどの品揃えです。冷蔵庫は日本のコンビニと同じくらいですが、水、お茶、牛乳、フルーツジュース、炭酸飲料、ビール、栄養ドリンクが豊富に並んでいます。
炭酸のジュースが飲みたいときも数種類の中から選べます。水の種類はもっとも豊富かもしれません。写真に写っていませんが右側に水のコーナーがあります。売れ筋 No.1の水が大小さまざま大量に置いてありました。来る人来る人、皆お水を買っています。
ミルクや豆乳などの飲料もあります。朝は牛乳を飲むという方もOKです。
ゼリー入りのジュースも色々ありました。せっかくだから日本のコンビニでは見かけないものを飲みたいという方の需要も満たしてくれます。
さっぱりしたフルーツジュースも選べます。紙パックの飲料も並んでいました。
日本でいつも飲んでる定番のジュースが飲みたいという方は、コカコーラ、スプライト、ファンタなどから選べます。
est COLA(エス・コーラ)は東南アジアで時々見るタイのコーラです。
海外ではお水ばかり飲むことになって飽きてしまうという方も多いでしょう。ここではお茶も色々揃っています。現地のお茶は砂糖入りか砂糖なしかを確かめてから購入してください。
伊藤園の「香り薫るむぎ茶」もあります。遺跡を巡るツアーに持参すると美味しく水分補給できますよ!
「儂は緑茶しか飲まん!」という方は伊藤園の「お~いお茶」が選べます。他にも伊藤園の「ジャスミン茶」やメーカー不明の「富士のお茶」などがあります。
観光に疲れてしまった方のために栄養ドリンクがたくさん並んでいます。
リポビタンDやレッドブルのような日本でよく飲まれている飲料もいくつかありました。紫外線が気になるという方はビタミンC系のドリンクが適しているかもしれませんね。
ホテルに帰ってゆっくり飲みたいという方も安心です。ビールは銘柄がいくつか用意されています。
タイの企業が運営しているのでタイと同じものが並んでいます。350ml と 500ml があります。
日本の乳製品も色々あります!
ヨーグルト等のコーナーには明治のフルーツ牛乳がありました。タイの工場で作ったものを運んできているのかもしれません。
上の段には韓国企業とタイ企業の乳飲料「Proyo!」もあります。
明治ブルガリアヨーグルトもあります。LB81のようにちょっと良い製品もあります。
明日の観光に備えてお腹の調子を整えておきたい方は手に取ってみてはいかがでしょうか。
明治の一般的なヨーグルト。
こういう製品はスプーンがもらえるかどうか聞いてみてください。スプーンをもらい忘れたときはホテルのティースプーンを借りましょう。
朝食なしのプランを予約した方はパンを!
朝食なしのプランでホテルを予約している方は、飲み物と一緒に明日の朝食べるパンを買ってホテルに帰ると、翌朝お部屋でゆっくり過ごすことができます。
こちらのお店ではパン類も品揃えは充実していますが、遅い時間に行くとめぼしいものがなくなっています。このときは入荷直後で商品が揃っている状態だと考えてください。
ランチパックのようなものもあります。観光に持って行く場合は暑さで傷みにくいものを選びましょう。
タイミングによってはおにぎりも手に入るようです。カップラーメンは別の棚に色々並んでいます。
お菓子コーナーが異様に充実している件!
通路は人がすれ違うときに気を使うくらいの幅ですが、その分だけ棚がたくさんあって商品がぎっしり配置されています。チョコレート、ガム、キャンディーなどが色々あります。
別の場所にはアイスも売っていました。
日本でもお馴染みのトッポ、ポッキー、コアラのマーチなどのチョコレート菓子が色々あります。
オレオやクラッカーのようなお菓子も色々あります。保存が利くお菓子は遺跡観光中の小腹が空いたときに気軽に食べられて良かったのでおすすめですよ!
遺跡の前にある簡易なレストランは観光客向けの割高設定ですし、お店によっては衛生状態に問題があります。上下水道もないようなところにもお店がありました。
ホテルで過ごすときにご当地(タイ?)のポテチを食べるのもありです。
カラムーチョもあります。
こういうものは長らく食べていませんが、見ていると食べたくなりますね。
歯磨き等の衛生用品を忘れても、ここですべて揃います!
シェムリアップは観光の街ということもあって観光客向けの商品が数多く取り揃えられています。
歯ブラシ、歯磨き粉、口臭グッズなどの衛生用品から、日焼け止め、リップクリーム、マスカラ、化粧水、乳液、ちょっとした化粧品なども販売されています。
歯磨き粉やマウスウォッシュも種類が豊富です。歯磨き粉は内容量にかかわらずパッケージに記載された容量が100gを越えていると空港の保安検査で没収されてしまうことがあります。
実際に先日(2025年1月)、関空にて歯磨き粉を没取されました。そのときは容量が100gを切っていればよいと勘違いしていました。それまでは小さいサイズのものを持って行くようにしていたのですがうっかりしていました。
最近、関空の保安検査場がリニューアルされ、それ以降は検査が特に厳しくなっている印象です。皆様もお気を付けください。
シャンプー、リンス、コンディショナー、ボディーソープ、石けん、ヘアワックス、ひげそり等の各種製品も選べるほど揃っています。
お馴染みの石けんもありました。
アンコールワット遺跡の日の出や日没を見学する際は虫除けスプレーが必須です。池があるので蚊がたくさんいます。また、街中やホテルにも蚊はいます。
ここで手に入る定番の虫除けはこのあたりです。よく見るとどの製品もパッケージに蚊のイラストが描かれています。持ってくるのを忘れた方はこちらのコンビニに直行して手に入れるようにしてください。塗るタイプとスプレータイプがあります。
左のオレンジの製品は8,700リエル/2.10ドル(約310円)、グリーンの製品は18,700リエル/4.50ドル(約670円)、ピンクの製品は16,600リエル/4.00ドル(約590円)です。
なお、価格は変更されている可能性があります。ひとつの目安としておいてください。
シェムリアップのセブンイレブンは観光客の生命線!
コンビニだけあってコーヒー飲料やホットスナックを注文することもできます。また、買ったもの(温めが必要なもの)はレンジで温めてもらうこともできます。出入り口の近くにはイートインコーナーもありました。そちらで買ったものをすぐに食べることができます。
こちらのセブンイレブンは立地が良くて観光客がひっきりなしに来店するので相当儲かっているのではないでしょうか。コンビニ空白地帯にコンビニができると繁盛しますよね。



