シェムリアップの街はアンコールワット遺跡を目的に訪れた観光客でごった返しています。そのため、街の中心であるパブストリート周辺には旅行代理店やレンタルバイク店があちこちに軒を連ねています。旅行代理店が外貨両替所やレンタルバイク店を兼ねていることもあります。
旅行代理店ではアンコールワット遺跡群を巡る現地ツアーの申し込みが可能です。これに加えて、遠くの遺跡ツアーや水上集落のボートツアーなども取り扱っているところがあります。
また、カンボジアの都市間を移動する長距離バスのチケット、隣国のタイやラオスへ移動する国際バスのチケットを手配することもできます。
このページではパブストリート周辺の旅行代理店の情報を簡単にめとめています。シェムリアップの街を観光した後に別の街に移動する際のひとつの目安として自己の責任でご利用ください。

シェムリアップの旅行代理店による現地ツアー、長距離バス、レンタルバイク等について
旅行代理店はパブストリート周辺にいくつもある
街中に掲示されている実際の看板
アンコールワット遺跡群の観光を終えてホテルに戻った後は街に繰り出して食事をしたりお土産を買ったりすることになります。街の中心はパブストリートの辺りで、夜遅くまでたくさんの観光客で賑わっています。
パブストリートの周辺には旅行代理店が軒を連ねています。外貨両替所やレンタルバイク店/レンタル自転車店を兼ねているお店もあります。お店がいたるところにあるので、このページでは住所や地図は示していません。
旅行代理店の前には現地ツアーや長距離バス路線を案内する看板が出ています。そこで現地ツアーの内容や長距離バスの出発時間などをざっくりと確認することが可能です。
しかし、冒頭にも記載したように同じ看板がずっと使用されているようですから、詳細は受付で確認する必要があります。近年は物価高ということもあって価格は変更されている可能性が高いです。長距離バスの路線も減便/増便または路線廃止などがあるかもしれません。
それでも、どういうツアーが案内されているのか、どの都市への路線があるのかといった情報を事前に知っておきたいという方も多いと思います。このページに掲載している情報をひとつの手掛かりとしてください。なお、すべての写真は2023年8月時点のものになります。

現地ツアーの一例
シェムリアップの街はアンコールワット観光が一大産業になっています。これを中心に人々の暮らしが成り立っていると言っても過言ではありません。
そういうこともあって、現地の旅行代理店ではアンコールワット遺跡群を回るツアーが大々的に売り出されています。この他にも客待ちのトゥクトゥクの運転手に声をかけて連れて行ってもらうことができます。
街中の看板を見てみると、定番コースの「小回りツアー(Small Tour / Small Circuit)」と「大回りツアー(Grand Circuit)」はどこでも必ず用意されているようです。アンコールワット遺跡の日の出を見たいという方は、そこに日の出が含まれているプランを選びます。
現地の旅行代理店が提供しているツアーは基本的に英語対応です。上の例では「英語のツアーガイド付き(English Speaking Tour Guide)」と書かれています。ガイドが付いているか否かはツアーによって異なります。
上記の看板のようにツアー内容と価格、出発時間と終了時間の目安などが記載されているものあります。細かいことは旅行代理店の受付で決めることになると思いますが、価格、回る遺跡、出発場所、出発時間、必要時間などは入念に確認しておかなければなりません。
長距離バスの一例
シェムリアップはカンボジアの主要な都市のひとつであることから、その他の都市への長距離バスがいくつも出ています。カンボジアの国内線はもちろんのこと、隣国のタイ、ラオス、ベトナム各国の主要都市への国際バスも運行されています。
ここでは便宜的にバスと表記していますが、実際に乗車するのはミニバンであることも多いです。マイナー路線は間違いなくミニバンです。
カンボジアの国内路線は、プノンペン(Phnom Penh)、シアヌークビル(Sihanouk vill)、コーロン(Koh Rong)、カンポット(Kampot)、ケプト(Kept)、コンポンチャム(Kompong Cham)、クラチェ(Kratie)、ストゥントレン(Steurng Treng/Steung Treng?)、ラタナキリ(Ratanak Kiri)、モンドルキリ(Mondulkiri)、プレアヴィヒア(Preah Vihear)、バッタンバン(Battambang)、ポイペト(Poi Pet)などの路線があるようです。
この中で多くの人が利用しそうなものは、首都のプノンペン行き、ビーチリゾートであるシアヌークビル行き、プレアヴィヒア寺院のあるプレアヴィヒア行き、タイへの陸路国境越えを目指すポイペト行き等ではないでしょうか。
出発時間は朝6時30分から夜11時30分までとありますが、便数が多いものから少ないものまで色々だと思うので、数日前に確認・予約しに行ったほうが良さそうです。看板にはホテルへのピックアップもありと書かれています。また、Wi-Fi とお水も付いているとありますが路線によって違うはずです。

旅行代理店 その2
バイクを借りられるところもある
旅行代理店は夜でも開いているお店があります。旅行代理店ではレンタルバイク店/レンタル自転車店を兼ねているところも多いようです。
バイクの運転には国際運転免許証が必要ですが、125cc 以下は免許が不要のようです。一方で、シェムリアップ市内では外国人によるバイクの運転が禁止されているという情報もあります。
このあたりは事前によくお調べください。道が悪いところが多いので運転はおすすめしません。また、現地の警察官は国際運転免許証の知識がないことも多いようです。
(参考)
カンボジアにおける運転免許証の取得について(在カンボジア日本大使館)(PDF)
現地ツアーの一例
現地ツアーはどこのお店も似たり寄ったりですが、先ほど掲載したお店と比べると内容が少し違うところがあり、それに合わせて価格も違っています。
小回りツアーは13ドル(約1,900円)、大回りツアーは15ドル(約2,200円)、カンポンプルック水上集落(トンレサップ湖)ツアーは18ドル(約2,650円)、クーレン滝ツアーは35ドル(約5,150円)、ベンメリアとコケーのツアーは40ドル(約5,900円)となっています。
冒頭でも述べたとおり価格は変更(値上げ)されている可能性があります。旅行代理店をいくつか回ってツアーの詳細と価格を確認してから申し込むのが良いと思います。
旅行代理店 その3
色々なツアーの取扱い
別の旅行代理店でも現地ツアー、長距離バス、レンタルバイク/自転車の取扱いがあります。
長距離バス路線の一例
シェムリアップからカンボジアの各都市または隣国の主要都市まえの便が数多く運航されています。路線によってはミニバンや小型車等になることもあります。
「Koh Kong」と「Koh Rong」のように似たような名前の都市がいくつかあるので行き先を間違えないように注意と確認が必要です。

旅行代理店 その4
外貨両替ができるお店も
こちらの旅行代理店では外貨両替も行っているようでした。日本円が両替できるかどうかは窓口で確認してください。
両替は本日のレートが明示されているところで行うと安心です。両替時はお札を受け取った瞬間にその場で間違えがないか確認してください。
プノンペン行きの一例
プノンペン – シェムリアップ便、プノンペン – シアヌークビル便の出発時間と到着時間。
日本と同じようにダイヤ改正等で時刻が変更されている可能性があります。

旅行代理店 その5
こちらのお店も多方面への長距離バスを取り扱っています。また、外貨両替もあるようです。
カンボジアの国内路線、タイ・ベトナム・ラオスへ向かう国際路線、その他の夜行バスがあります。
近隣の主要な都市にはバスで移動することが可能です。便数が限られているので詳細は早めに確認しておきましょう。
電動バイクのレンタル
最近では電動バイクのレンタル店が増えているようです。
電動バイクはガソリン車と違って運転免許が不要という話がありますが、そのあたりは公的なサイトの情報をご確認ください。
普通自動二輪免許や大型自動二輪の免許を持っていない方のバイクの運転は個人的に一切おすすめしません。
現地ツアーや長距離バスは受付で詳細を確認する!
ここまで見てきたように旅行代理店はパブストリートの周辺にいくつも店を構えています。旅行代理店は夜でも店を開けているところがありましたが、朝10時から夕方4時までに行くといくつものお店をゆっくり比較して回ることができるのではないでしょうか。
繰り返しますが、お店の前に掲示されている看板の価格、路線、時間等は長らく改訂されていない可能性が高いです。
現地ツアーや長距離バスは物価高や燃料高の影響を受けて価格が変更されている可能性があります。また、長距離バスはダイヤ改正等で時刻が変更になっていたり、減便になっていたりということも十分考えられますので、遅くとも前日のお昼頃までには詳細を確認しておく必要があります。



